• テキストサイズ

終わらぬ赤月の呪い *ワンピース*

第7章 悪魔の実の能力者



一軒の小屋の中で両腕を左右に広げるように空中で上げられて、あぐらをかいて座るゾロと

「……でって、何?」
見張るように離れた正面に座り込んでいるトペトピ

「"これ"はお前の能力か?」
"これ"という言葉にトペトピはぴくりっと眉を動かして反応した

「見えねぇ糸みたいので…、俺を拘束してんだろ? 体のいたる所に糸をくくりつけてよ?」
「…何ですか? 唇にもくくりつけられたいのですか?」

トペトピの癇に触ったのか、殺気が溢れ出す。 それをゾロは余裕そうに笑っていた





「こーらっ、喧嘩しないの」
小屋の入り口に寄りかかりながら、金髪の男が二人を止めた

「何トペトピをイジメてるんだい? ダメだろう?」
金髪の男はニコニコ笑いながら二人の間に立つ

「僕は別にイジメられてはいないよ」
「おや? そうだったのかい?」

「…いつまでこの男を拘束していればいいの?」
「んー。 麦わら海賊が来るまでか、明日の夜まで」

小屋の窓から空を見上げれば、星も月も見えない曇った空

「君の命は約二十四時間…。 仲間は来てくれるのかな?」
クスクスと笑いながらゾロを見る金髪の男





「…俺は来て欲しくねぇな」
/ 58ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp