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星降る音に祈りを【DC降谷/幼児化男主】

第7章 冷たい宅配便/小さな科学者と


「あっ!リュウ君だー!」
「みんな久しぶり~!」

空き地に描かれたサッカーコートの真ん中から大きく手を振る歩美ちゃんに呼ばれ、少年探偵団の輪の中に入る

「今日は誘ってくれてありがとな!」

「歩美、ケーキの話してたらリュウ君のこと思い出しちゃって!」
「今日のケーキは新作かつ数量限定のケーキだそうです!」
「やっぱうめぇもんはみんなで食べないとな♪」
「「「楽しみィ~!!!」」」

「そ、そうだねっ…」

待ってましたと言わんばかりの勢いで一人一人被り気味に話され、小学生のテンションにちょっと圧倒されてしまった
普段子どもに囲まれることってないもんな…

「こらあなた達、一気に話したら困るでしょ?」
「「「は~い…」」」

そしてこの少年探偵団にはちゃんと保護者がいるらしい
哀ちゃんはお母さん的存在なんだろうな…

「で?あなた大丈夫なの?」
「へ?」

3人がコナンと一緒にチーム分けの相談に入ると、コソッと話し掛けてくれた

「あの安室って探偵よ」

やっぱりそこ気になるよな
でも今は「上手くやってるよ」としか言えなくてむず痒い

「でも哀ちゃんも無事だったみたいで良かったよ」

後で真相教えてね、と言う前に「本当にちゃん付けで呼ぶ気なのね」と遠い目をされてしまった

「チーム分けできたぞー」

どれどれと地面に書かれた名前を見ると、

灰原・光彦・元太
コナン・歩美・リュウ

「リュウがキーパーならバランス取れんだろ?」
「能力的に3対3はおかしいわ、こうしなさい」

哀ちゃんが書き直したチームがこちら

灰原・光彦・元太・歩美
コナン・リュウ

「2対4ってありなのか?」
「リュウさんもコナン君の実力を知れば納得ですよ」
「そうそう!コナン君すごく上手なんだよー!」

へぇー!
推理だけじゃなくてサッカーも得意だったなんて知らなかった

「じゃあオレがキーパーでコナン1人でも大丈夫そうだな!」
「甘いわね、江戸川君は右足封印っていうルールがあるのよ」
「そうなの!?」
「ハハ…なんならさっき左足と頭も封印されそうになったぜ…」


右足、左足、頭……


「どうやんのっ!?」
「オレが聞きてぇよ…」


ですよねー!

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