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[ONE PIECE] 癒し恋 〜ローver〜

第9章 ローの葛藤



…その頃、とっくの前に集結している船員達は。
たわいない話に花を咲かせていた。

船員1「船長…遅くね?」
船員2「寝てるんじゃね?」
船員1「船長起こすの……怖えェ」
船員2「斬られそうだもんな。」
シャチ「…俺前起こした時、斬られた…」
船員1「…どんまい」
船員2「真鈴ちゃんは流石に斬らねェだろ、いくら船長でもさ。」
シャチ「可愛いもんな♡」
船員3「な♡」
ペンギン「…今思ったんだが、真鈴ちゃんって、船長の女…なのか?」
船員2「そーだろ。」
船員3&シャチ「え…」
ペンギン「なんだ、お前狙ってたのか⁉︎ 命知らずな…」
船員4「…実は俺も」
船員5「俺もー‼︎」
ペンギン「…結構いるじゃねェか……」
船員1「俺どーなっても知らね…」

ガラッ‼︎

扉が開いた。

船員4「あ、来た」
「悪ィな…遅くなった。」
船員5「いえいえ‼︎ ささ、食べましょ食べましょ♪」
ベポ「真鈴さんこっちー‼︎」
「はーい」
「…歩けるか?」

耳元でボソ、と言われた。

「だっ、大丈夫‼︎」
「ならいい。」

ローが離れていき、一番奥の特等席的な椅子に腰掛けた。
遠いが、正面だったので目が合った。

「…っ」

(さっきローのことが好きって気づいてから、何かローと目ェ合わせ辛い…っ)

フイ、と目をそらす。

「真鈴さん?」
「あ、ごめん‼︎」

ベポに話しかけられ、我にかえる。
ベポの隣に座った。
その様子をローはずっと見ていた。

(何故目をそらす…)

ローがそんなことを考えているとは知らず、ベポは食事開始の合図をする。

ベポ「それじゃあ‼︎」
『いただきまーす‼︎』

朝食が始まった。
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