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SketchBook【R18】

第8章 Sketch2 --楽園



その言葉が呪文の様に彼女の体と脳を犯していく。


「リュカ……っああ、う」


全てを、忘れる。
父親にされた自分が処女な訳が無い。

そんな事も、ミーシャにはどうでも良くなった。

痛みさえも、もうどうでも良かった。


リュカがもう片方の胸の先に舌を伸ばし、たまらずミーシャは彼の髪に指を差し込んだ。


「そこも噛んでっ……」


ただ愛する人と一つになっている。

私はそれで、目が眩むほど幸せなのだから。


「愛してる」


リュカがそう囁きながら、ミーシャの体を開いていく。

彼女の鳶色の瞳に恐れや苦痛は無かった。
その縁からは快楽による涙が流れ出ていた。


「ナカが感じるんだろう? ミーシャの事は俺が一番分かってる」

「ん、……ん…ふ、あぁあっ…リュカ、ん。 感じ…る」



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