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ゲンガー夢

第8章 君を驚かせたい※


しかし同時にレナが
フクザツな気持ちなのもわかった。
俺は舐めたいがレナはイヤだって、
そんなのどうしたらいいんだ。

「ゲーーーーーン……」

「ふふ、止めてくれるんだね。いいこ」

全身で抱き締められ、抱き締め返すと
冷たい俺に人間の暖かさが染みてくる。
命のあったかさだ。

レナも人間じゃなくてゲンガーなら、
こんなに色々ガマンしなくていいのにな。
ウーンでも俺をいじめそうだから
やっぱりレナは人間がいい。
ちっこくて、あったかい人間がいい。

「ックシュ!」

まずい……!
人間は冷えすぎるとしぬって聞いたぞ!
慌てて影にドボンと引っ込む。
俺が居なければすぐ暖かくなる筈だ。

風呂とかいうのからアイツが出たら、
暖かい格好をさせて
もっと抱き締めてもらおう。
舐められない代わりにそれくらい
してもらったって良いよな。
俺はガマンしてるんだから。
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