• テキストサイズ

ゲンガー夢

第10章 ねるねる味占い


リタと分かれ軽食片手に
明日の調査の支度をしようと部屋に戻る。

「ゲンガー、だめ。これは私のよ」

「ゲンガッ!」

バレた、とばかりに影にひっこむ。
見ればお皿のおにぎりが1つ倒れていた。
ちょっとだけ笑ってバックパックから
からい味の木の実を見繕う。

「ゲンガー、貴方って自分は
寂しがり、意地っ張り、やんちゃ、勇敢、
ならどの性格だと思う?」

「ゲガ?ゲン…………」

ゲンガー本人が悩むのを見ながら
自分用のおにぎりをくわえる。
そしてからい木の実をすり鉢に入れると
ゴリゴリと削り始めた。

「ゲンガ!」

ゲンガーはおもむろにゴーリキーのような
ポージングをしてみせる。
ふむむ、勇敢ときたか。
/ 227ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp