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カワイイ俺の……

第10章 ……和…也…


目を大きく見開いている秀一くん


とっさのことでよくわかっていない私


私にキスしている和也














私の頭の中はハテナでいっぱいだった。


だって…何で…


長いキスが終わり、お互いの唇が離れる。



「……和…也…?」


私が問うと、目を細めふっと笑った。


「お前…ホント鈍感…」


苦笑いする和也。


「何で……キス……したの…?」


「それは……っ!」


ドンと、体が弾かれた。


和也を見ていたはずが、いつの間にか天井を見ていた。


倒れたのか、私は。







…和也!!


急いで起き上がると、すぐ近くには、先ほどの光景。


捕まり、首元にナイフを持ってこられている和也と


和也を捉え、首元にナイフを構えている秀一くん。


「美琴…」


和也が私の名前を呼ぶ。


「ハハ…なんて顔してるんだよ」


「うるさい。それ以上お姉ちゃんと喋るな。」


秀一くんに言われても、和也は喋るのをやめなかった。


「なんでお姉ちゃんにあんなこと……!!許さない!許さない許さない!答えろよ!!!!」


「……美琴、ずっと…言いたかったんだけど…」


和也は秀一くんの問いに答えようとせず、真っ直ぐ、私を見て、私に話しかける。


「答えないんだ……じゃあ」













「バイバイだね」













「ずっと美琴のことがす「さよなら和也さん」





















































「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


































部屋に赤い液体が溢れ、私はひたすら叫ぶことしかできなかった。
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