第5章 肆
客間
鴆「姫、お久しぶりです。お元気そうで何より。」
桜「鴆君の方が大丈夫?私がある程度は治しているとはいえ体弱いんだしあまり動かない方がいいんじゃ」
鴆「大丈夫です。今日は調子がいいんで。それに...。」
桜「?」
鴆「それに、今日は総大将に呼ばれたからな。」
え
桜「待っておじいちゃんが呼んだの?」
鴆「そうです。」
...後で叱っておこう
桜「まぁ無理はしないでね。」
鴆「はい。ところでお聞きしたいことがあるんですが。」
桜「?何」
鴆「いえ若のことで」
桜「!ああそういうこと。それなら本人に聞いた方がいい気もするけど。」
鴆「いえ姫はどう思っているのか聞いてみたいんです。」
桜「えぇ...。」
そんなこと言われてもなぁ
桜「私は別にどうもしないけどなぁ。」
鴆「そうですか...」
桜「まぁもうすぐ帰ってくると思うから、その時に聞けば?」
鴆「はい、そうします。」
桜「それじゃ、私部屋戻るわ。」
鴆「はい、また会いましょう。」
ガラッピシャン
桜「私がある程度治したからって無理しなくていいのに...とりあえずおじいちゃん探すかぁ。」