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紅玉の瞳

第3章 無限


打ち込み稽古をしてみるとやはり体が鈍っていた

手加減してもらっているとはいえ不死川の攻撃の速さについていくので必死で体力が奪われた

肩で息をするほのかは己の未熟さを痛感する

「鈍ってたわりに動けたんじゃねぇか?」

不死川はそう言ってくれるが自身が納得できていない

「こんなもんじゃダメです」

竹刀を握りしめる構える

「おい、少し休んだほうが...!」

言葉の途中にもかかわらずほのかは打ち込んでいく

「まだお付き合い、お願いしますっ!」

竹刀のぶつかり合う音が響く

無限に続く打ち込み稽古
不死川も流石に額から汗が流れ始める

「おい!いい加減にしとけぇ!」

倒れ込むほのかに流石に不死川も怒声を響かせる

「だめなんです...こんなんじゃ、」
「ん?」
「こんな弱くちゃ、っ杏寿郎の仇なんて、とれないっっ!」

仰向きに倒れ腕で顔を隠す
その下では涙が溢れるのが見える

不死川はほのかに近づき座り込む

「そうだな...今のおまえじゃ煉獄の足元にも及ばねぇ」
「っ!」
「だけどな、少しは休もうぜ。じゃねぇと煉獄も安心できねぇよ。これから毎日とはいかねぇが、俺が稽古つけてやるからよぉ」

不死川の言葉にほのかは声をあげて泣いた


陽は沈み空は柿色に染まっていた

不死川はほのかを煉獄邸まで送り届ける

「今日はゆっくり休め」
「はい」
「明日、また来いよ」

こくんと頷く姿を確認し不死川は帰路についた




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