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【名探偵コナン夢】 フルーツサンド 【短編集】

第2章 このまま【世良真純】





「真純ちゃん、最近あの二人と仲良いよね…

私も真純ちゃんと同じクラスが良かったな…」



ボクより少しだけ身長の小さいルナがシュンと肩を落とし更に小さく見える。

そんなこと言われたらいじめたくなっちゃうな。



「ルナ、もしかしてヤキモチ焼いてるのか?」



きっと、真っ赤な顔して「そんなことないよっ!」って

言うんだろうな…と思っていたボクの予想は外れた。



「だって…せっかく真純ちゃんがイギリスから帰ってきたのにクラスは離れちゃうし、

私は普段部活があるからなかなか会えないし…

昔みたいに、真純ちゃんと一緒にいたいの」



ルナとは生まれた時からずっと一緒で、

ボクがママとイギリスに行くって決まったとき

泣いて泣いて大変だったな…。

日本に帰ってきて久しぶりに会ったルナは

ボクとは正反対の可愛らしい女の子になっていた。

いや、小さいころからルナはすっごく可愛かったけど。



「この~!ルナは可愛いやつだな!

よし、今日は大サービス!英語の特訓だ!」


「えっ!?」


「そうと決まれば…コンビニでお菓子買ってルナん家行くぞ!」


「えぇぇ~~!?!?」




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