第5章 ハジメマシテ

べりっ
「ごめん」

「はぁーー··｡もう3人とも仕事はちゃんとする事！」

『はい』

あの子は働く


「ちょっと太宰さん？」

さくっ
「ちゃんと見てるよ」

「焼いたばかりは熱いですからね」

「あつい」

「言わんこっちゃない｡全く」

悪魔を嫌な目で見ないでひとりの"人"として見てる


「シグマさん｡これ今日のマフィンです」

はわわ
「ありがとう天音！//」

ふわっ
「シグマさんは頑張ってますからね」

「ふぐぅ··//」

何も知らない"子供"をちゃんと見てる

それだから僕は欲しくなったんだよね



ーーーーー····

ﾁｭｯ···ーーーー｡
「ーー···っ(長い)」

はっ
「大分慣れたかい？」

「いくら···魔力供給でも···あまりキスは···んっ」

ﾁｭﾙｯ···ｸﾁｭｯ··ﾁｭｯ··ﾁｭｯ


ほら
やっぱり逃げれないだろ？