第21章 residual ■

｢ねぇ、レイ？うつ伏せになって？｣

｢…うん……｣

一旦、抜き取り、レイをうつ伏せにさせる。
荒い息を整えながら、夏油は彼女の背中にくまなくキスを落とし、背筋をじわじわと舐めていった。

｢ふぁ…ぁああっ…す、すぐっ、る……｣

｢……んー？｣

あまりの快感とくすぐったさに、レイは何度も背中を上下にしならせ、両手で枕をギュッと掴む。

夏油は背中を愛撫しながら、ゆっくりと彼女のナカへ後ろから指を挿入していった。

グチュ……

｢んあっ！…っ…はぁんっ…ぃあっ…｣

｢ふふ…凄いことになっているね…
もう何度もイッているというのに…
やはりまだ足りないのかな？｣


クイッと良いところに指を曲げられ、小刻みに蹂躙されていく。
そのお陰で蜜はますます溢れ出し、レイは懸命に枕に顔を押し付け声を逃がした。

叫び声のようになっている。


｢どう？…気持ちいいー？｣

｢…んんーー！！んぶぅぅー！！っ！！｣

激しさを増すその愛撫と、背筋を這う熱い夏油の舌に、ただ善がり狂うことしかできない。

夏油は不敵な笑みを浮かべた。

｢…君の口から聞きたいな…気持ちいいって…｣

そう言って指を引き抜き、少し腰を持ち上げると、自身のモノを一気に挿入した。

｢ん゛あああっ！！｣

レイの体が跳ね上がり、顔だけでなんとか振り返ろうとするレイの頭を掴み、乱暴にキスをする。

｢んんっ！ん…ふっ…んんっぁ…！｣

口内を犯されながらも、腰を動かして腟内をたまに刺激され、レイは絶え間なく快感を与えられていた。

酸素が足りなくなり、意識が持っていかれそうになるが、夏油によって髪ごと頭が鷲掴みされていて顔を背けられない。