第2章 call■

「っ！ーはっ.....んぁ...んんっ」

ピクピクと体を震わせる。
初めてそんなところを触られたし、今までに感じたことの無い大きな快感に必死に堪えていた。


「もっと声を聞かせてくれよ、レイ…｣


耳元で囁かれ、意識が朦朧としてきてしまう。
僅かな理性によって、好きな人にこんなことをされ、こんな醜態をさらけ出してしまっていることを客観的に感じてしまい、羞恥が込み上げ必死に喘ぎ声を抑えた。

体の奥底から徐々に今までにないほどの大きななにかが押し寄せてくるのがわかり、体を強ばらせる。

恐ろしくなって咄嗟に脚を閉じようとするが、夏油によって阻止されてしまう。

ぴちゃぴちゃと卑猥な音がし、それが自分のものだと認めたくないような気にさせられる。

下の動きはそのままに首筋や耳を舐められる。
おかしくなるくらいに気持ちいいと思った。

｢はぁあっ…んんん…｣

｢良い声で鳴くな…｣

その低い囁きでさえ快感で、もう限界が来ていた。

｢すっ、傑っ…！｣

｢ん？どうした｣

｢あっ…んっ…なんかっ、く…くる｣

そう言った瞬間、追い打ちをかけるように中を引っ掻かれ、抑えきれなくなった声が上がる。

優しく唇を塞がれ、グッと奥に指が差し込まれた瞬間、その大きな波が全身を駆け巡り、脳天を突き上げるほどの快感が子宮の中で弾けた。

｢んんんんーーー！！！｣

一気に体中の力がなくなり、グッタリとベッドに沈んだ。

下半身がひくついているのがわかる。

｢…よかった。初めてでもイかせられて。｣

額をくっつけながら、優しく見つめられ、頭を撫でられる。
これほどにないくらいに幸せな気分に包まれて荒い息を吐きながら小さく笑った。