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walking proud~呪術廻戦~R18~

第6章 Teddybear


ガタタンッ…

突然扉が開く音がし、パッと唇を離す。


慌てて視線を流すと、そこいたのはクマを抱きかかえた灰原雄と、その灰原雄の目をバチッと片手で覆っている七海健人だった。


「やぁ、灰原、七海、お疲れ。
何か飲みに来たのかい?」

何事も無かったかのように夏油は微笑む。


「も!突然なんだよ七海!手ぇ退けろ!」

クマを持っていることにより両手塞がりの灰原は、七海による目隠しを退かせないようだ。

七海が仏頂面のまま黙って手を退けると、灰原はいつもの子犬のような顔で目を輝かせた。

「お疲れ様です!夏油さんレイさん!
クマくんが落っこちてましたよ!」

「えぇ?!」

よく見るとクマは灰原の腕の中でグーグーといびきをかいている。

「ね、寝ている…!ごめんね灰原くん!
どこに落ちてた?」

「構いませんよ!すぐそこの廊下です!」

「ななんでそんなところで…もう…」

レイはクマを受け取ると、ため息を吐いた。
けれどこうして見ると、本当にただの可愛いクマのぬいぐるみだ。


夏油はいつの間にか2人に飲み物を買ってあげていた。

それを飲みながら、やはり皆でクマの話になる。

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