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未来へ繋ぐメッセージ【アイナナ/Re:vale】

第49章 Re:vale 5周年記念ライブ



「確かに、姉ちゃん取られるのは今でもイヤって思うけど、百くんが俺の義理の兄ちゃんになるってことなんだよね?それは嬉しいなって思う。千くんも家族って言ってくれて嬉しかった。それでも、隠されてたのは悲しかった・・・」

「ごめんな?俺も、実は悠斗に言うの怖かったんだ・・・七桜のこと大好きだから、悠斗にあげないって言われるんじゃないかって」

「だいたい、あんたは高校生にもなって姉ちゃん大好きなんてよく言えるよね?だから、シスコンって言われるんだよ?」

「家族なんだからいいだろ?紡ちゃんだって、音晴おじさんだって大好きな家族だろ?万里くんだって俺にとっては昔から知ってる大好きな家族同然の存在なんだ。別にシスコンって言われたっていい。姉ちゃんは俺の憧れだもん。千くんと百くん見てアイドルっていいなって思ったけど、楽器は小さい頃から姉ちゃんのずっと見て育った。俺もできるようになりたいって頑張って習った。姉ちゃんに褒められるのが凄い嬉しかったんだ・・・」

泣きながら、悠斗は思いの丈を話す。

「一織と三月が言ってた。アイドルは熱愛報道は御法度だって。みんな隠れて付き合ってるって。だから言えなかったって。俺、姉ちゃん大好きだから騒いでうるさいって思われてるんだなって思ったよ。実際そうだし・・・俺はシスコンやめられないけど、同じ位百くんも好きだから、本当の家族になれるの嬉しい」

「悠斗・・・ありがと。言わないでごめん。うるさいから黙っててってうちが言ったんだ。まさか泣くとは思ってなかったけど・・・」

「どうせ、俺はシスコンだから姉ちゃんになんかあったら騒ぐしうるさいよ・・・でも、おめでとう!ちゃんとそう思えるよ」

「悠斗、ありがとう」

百が、悠斗の頭を撫でる。

「言っとくけど、結婚するまでは俺の姉ちゃんだからね?百くん家の戸籍になるまでは、俺のだから!」

そう言って、うちに抱きついてくる弟...誰か、助けて...

「悠斗、確かに結婚したら百くんの家の戸籍にはなるけど七桜がお姉ちゃんてことには変らないんだよ?それに、もう1人お姉ちゃんが増えることになるぞ?」

「えぇ?」

「あぁ、俺の姉ちゃん!」

「百くん、姉ちゃんいるの?」

「悠斗、あんまりがっついていかないでよ?」

「俺の姉ちゃんはミーハーだし、結構うるさいよ?」


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