第42章 小鳥遊事務所 始動
「これ、野菜にしたら千食べれるじゃんって思ったりとか」
「七桜もRe:vale大好きってことだよね。結局俺らのこと考えてくれてる。いつもありがと」
「みんなRe:vale好きだよ。でしょ?」
「俺もRe:vale大好き!」
「百、これクリスマスプレゼント」
「開けていい?」
うんと首を振る。
「あぁ、これスヌードじゃない?オシャレだよね!どう?似合う?」
「うん。似合ってるよ」
「ありがと!暖かいよ・・・俺なんかマフラーってずれてくるからいやだったんだよね。これならずれないし巻かなくてもかぶるだけだからいいね。いっぱい使おっと!」
百が立ち上がってうちの隣に座ってきた。
「俺もプレゼント用意した・・・これ、受け取ってくれる?」
見て中に何が入ってるかわかる小さな四角い箱。百が開けると2つ入っていた。
「手貸して?」
どっちの手って思ってると左手を取られて、薬指に指輪がはめられる。
「俺のがこっち」
そう言って自分ではめようとするから、
「待って、うちがやる」
うちが百の左手薬指に指輪をはめた。
「まだ全然安物だけど、ペアリング。クリスマスならいいかなって思って。俺がしたかっただけなんだけど」
「ありがと・・・嬉しい」
目から溢れる涙をぬぐってくれる。
「いつか、ちゃんとしたの用意できるようにするから。それまでこれで我慢ね?」
そう言って百に抱きついた。百は頭を撫でてよしよしってしてくれる。
うちは百が座ってる上にまたがって座り、そのまま抱きついた。
「そんなに、嬉しかった?」
「うん」
「よかった。喜んでもらえて。俺もやっと着けられたから嬉しいんだ」
「百、大好き・・・」
「俺は七桜のこと、愛してる・・・」
小さい声で「うちも、百の事愛してるよ」そう言うとガバッと体を離されて、目が合って、愛してると2人で言って、そのままキスをした。
今日はクリスマスだ。いつもより欲しいと思ってもいいよね?
そう思って、自分から抱きついて、舌を絡ませるキスを百にした。
百も、キスしながら吐息を漏らす。
角度を変えて何度もキスをする。
「百・・・好き」
「俺も、好きだよ」
囁き合う。
私は、百が漏らす吐息や、感じてる声が好きだったりする。お姫様抱っこされて、寝室へ移動してベットに倒された。