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未来へ繋ぐメッセージ【アイナナ/Re:vale】

第6章 Re:vale正式加入



(自分が敬語使ってないから他の人にも使わなくていいって考えはどうなんだろうか・・・千っぽいけど)

最初からタメ語で話すのは無理だろうけど、少しずつ慣れていこうと思った。
万と千も気を使わなくていい雰囲気を作ってくれている。

それぞれの呼び方も決まり、お父さんがみんなでご飯行こうと連れてってくれた。

「仲良くなるには飯からってな。俺の持論だけど」

「僕、肉と魚食べられないんだけど」

「もったいないね。あんな美味しい物食べれないなんて」

別に食べなくても死なないからいいと千は言ったけど、野菜ばかりじゃ生きていけない...

宗教的な問題とかアレルギーではないらしく、出汁なら魚でも肉でも大丈夫なんだとか。

(変なのぉ・・・)

何でも置いてあるお店に行き、お父さんが言うように前よりも仲良くなれた気がする。

あんなに入るの悩んだけど、今はやって良かったと思える。
お父さん達とやるのも楽しかったけど、万と千と一緒にやる音楽はもっと楽しいものだった。

路上でやってるのを千が見つけてくれてよかったな。

Re:valeは結成間もなくて、メンバーは万と千の2人だけだった。
メンバーを増やす予定はなかったけど、千が私を見つけて入れたいと思って声をかけ、今はこうして3人になった。

ライブするときは、私がやっていたみたいに助っ人を頼んでいる。
その日私が演奏する楽器によって、違う楽器の人を助っ人で補充している。

たまに、3人で合わせて演奏している。
万と千がギターだから私はドラムかピアノのどっちかが多い。
初めて合わせて演奏したときは、初めてと思えないくらいしっくりきた。
弾いてて初めての感覚だったんだよねぇ...不思議な感覚...

それは2人も同じく思ったみたいで、息が合うねなんて話したんだ。

前向きにバンド活動してるけど、これからのことも少し考えちゃう...
Re:valeに入ったからには、楽しくちゃんとやりたい。
色んな人に聴いて楽しいとか、幸せとか、元気な気持ちになれるような曲を作りたいし、演奏したい。

一緒に曲作るって言ってたけど、【未完成な僕ら】は2人が作る曲。

(うちも一緒に作ったら、百が好きな未完成な僕らと違う曲になっちゃうんじゃ・・・それはマズいな・・・)

でも、歌うのは2人だけだし...そんな口出ししなきゃ変わらないか。


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