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未来へ繋ぐメッセージ【アイナナ/Re:vale】

第35章 初全国ツアー



なんか、凄い事になってきたなぁ...

まぁ、でもTGCはまだ先だから、とりあえずは今やってるツアーに集中しなきゃね。

それにしても、引っ越しは無事できるんだろうか...
まだ家も決まってないし...
候補はたぶん何個か決まってはいそうだけど。


そうして、ツアー最終日。

全国各所、小さい会場はファンとも距離が近いから嬉しい。
またこんなツアーができるといいなと思いながら、みんなで楽しんで、無事終えることができた。
打ち上げは、百が気分良く酔っ払って楽しそうに千に絡んでいる。

「楽しかったねぇ!早くまたやりたいね!」

と無邪気な笑顔を見せて何度も機嫌良く言っている。
征司さんは凛太郎もいて賑やかに、いいだけわいわい騒いで解散となった。

次の日、うちは早めに事務所を訪れた。
マンションの候補を見るためだ。

本来百が住むマンションは月雲の息のかかったマンションだ。
まず、それをどうにかしないといけない。
お父さんが候補から外してくれてると願いたいけど...

「おはよう」

「あ、七桜さん、おはようございます!早いですね」

「早く部屋決めないとと思って」

「ちょっと待ってくださいね。遥人さんのチェックは全て済んでいます。七桜さんが警戒してる月雲関係の物件はちゃんと省いてあります」

「ありがと」

「ただ、遥人さんが何かあったときのためにと・・・七桜さんの物件はここにと決めてしまいました。ご親戚の家から近い場所と聞いています。百くんと千くんの候補物件とも距離は近いですが」

「勝手に決めたの?どこ?」

「ここです・・・」

おかりんからマンションの詳細を受け取り見る。
くそっ!意外といいところじゃないか...
これじゃ文句も言えないじゃん。

「まぁ、勝手に決められたのはあれだけど、思ったよりよさそうなとこだからいいか。見に行ってもいいんだよね?」

「はい。そこは遥人さんも了承してます。これから千くんと百くんも来るので見に行きますか?」

「うん。2人のも見ていい?」

「どうぞ。2人とも防音室必須、千くんは他にも条件出してましたけど大体は揃ってますし、百くんは七桜さんと同じマンションがいいと。でも空きがなかったので。それ以外は特に希望はありませんでしたよ」

「そっか」

そう言って、2人の物件を見る。
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