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未来へ繋ぐメッセージ【アイナナ/Re:vale】

第30章 新居



ある日、七桜とユキを見てると自分は地味なんじゃないかとふと思った。
ユキはそのままでも目立つ容姿、七桜もそうだけど。
七桜はライブしてた頃からピアス開けてるし、高校卒業してからは髪の毛も明るく染めてる。
ピアスは...少し開けすぎとは思うけど...でも、それが可愛いんだよね。
軟骨ピアスとかロックな感じだけど、可愛い。

髪も表面が赤系の茶色に、インナーカラーで明るめの赤っぽいピンクを入れている。
俺も髪の毛染めるといいのかな...

「七桜ってどこの美容院で髪染めてるの?」

「高校の同級生がバイトしてる店だよ。専門に通いながらバイトしてて閉店後にやってくれるの。店長もいい人なんだって。百も染めるの?」

「ちょっと考えてる。なんかね、七桜はピンク系で俺の目の色っぽい色入ってるから、俺はユキの髪の色を入れないなって思ってるんだけど」

「いいじゃん!きっと似合うよ。ね、千?」

「そうね。似合うと思うよ」

「あと、俺もピアス開けたい」

「いいよ。開けてあげよっか?安全ピンでいい?」

「へ?ちゃんとしたのじゃないの?」

「ピアッサー?まぁ、ピアッサーの方がいいかもね。何個開ける?軟骨は?」

「いや、とりあえず1個ずつで・・・」

「軟骨ピアス可愛いのにな」

「海外のアーティストは開けてる人多いよね」

「ね!可愛いよねー」

「モモ、僕が開けてあげるよ」

「え?いいの?」

先端恐怖症の千が?正直不安しかないぞ...

「大丈夫?」

「それくらい、僕にだってできるよ」

そう言って、千が開けてくれる約束をした。

「そうそう!事務所にうちの楽器たち運んでもらってスタジオ作ってもらったんだ。今度からは事務所集合ね!もちろん今まで通り、征司さんも来てくれるって。事務所だから、レッスン費は今よりも安く済むよ。凛太郎には言ってあるから大丈夫。あとは来てからのお楽しみね!」

「自分達専用のスタジオって豪華だね!」

「七桜が無理言ったんじゃない?」

「まぁ、コネがあるなら使わないとね。凛太郎もいいよって言ってくれたし、そこは素直に甘えておこうと思って」

「七桜らしいね。でも曲作りもそこで出来るから作りやすくなるね」

「でしょ?楽器も家から運んできたから揃ってるよ」



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