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未来へ繋ぐメッセージ【アイナナ/Re:vale】

第29章 Re:vale 再始動



千を落ち着かせて説得をし、日を改めておかりんと話しをすることにした。

次の日、2人と待ち合わせをしておかりんと待ち合わせした場所まで向かう。
おかりんはすでに待っていて、合流すると近くのカフェへ。

おかりんは、今のRe:valeも気に入ってくれてて、百が新メンバーとして入ったのには百がスタッフとして手伝いをしてるときから魅力を感じていたから良かったと言ってくれた。
千は不機嫌だけど、百はおかりんに好感を持ったみたい。

「とりあえず、社長に会わせて。話しはそれからだ」

千の言葉に、おかりんは了承してくれて早速向かうことに。
前で話しをしてるおかりんと百の話が聞こえてきた。
活動するにあたって家族はどんな反応をしているか...
その答えを聞いてホッとした...

「家族とはもう大丈夫みたいだね」

「そうね、もう心配いらないかもしれないね」

あれから家族とはどうなったのか気にはしていたけど、百の口から応援してくれてると聞けて本当に安心した。

事務所に着きおかりんに、ここですと通された部屋に入ると、スーツを着た長身の男性がファイルの整理をしていた。

「いらっしゃい。岡崎 凛太郎だ。凛人から話は聞いてるよ」

こっちに気付き、笑顔で自己紹介をしてきたのはおかりんの兄、岡崎 凛太郎...ここの社長だ。
さすが兄弟、似てる...けど兄の方が格好いい...

「君が七桜ちゃんだね。遥人さんから話しは聞いてるよ。大きくなったね」

(大きくなったね?とは・・・会った事あるような口ぶりね)

「俺たち兄弟とは、小さい頃に何度か遊んだことあるんだよ?小さすぎて覚えてないかもしれないけど。凛人も」

「そうだったんですか・・・」

「まぁ、遊んだって言っても七桜ちゃんが歩けるようになった頃だったからね」

昔の話をして、1人懐かしんでる岡崎 凛太郎...

「どうして契約を白紙にした!?」

ここで千がいきなり本題をぶっ込んできた。

「ごめん、日和った・・・」

はは、あんたそこは素直に言っちゃうのね...

「事故は残念だった。彼が失踪するくらい思い詰めてしまうなら、もっと時間をずらして話し合うべきだったと本当に申し訳なく思っている。ただ、うちは立ち上げて間もない。リスクのある子のサポートが出来る環境じゃなかったんだ・・・」


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