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未来へ繋ぐメッセージ【アイナナ/Re:vale】

第29章 Re:vale 再始動



「うわぁー!凄いですね!」

「いいんじゃない?色もいいと思う」

「じゃあ、着たら呼んでね」

「七桜さんは着てみないんですか?」

「うちのは直しも終わってるからさ・・・」

「着て見せてよ。3人並んだイメージ付かないでしょ?どうせライブしたら見るんだし、早いか遅いかだけでしょ?」

「・・・わかったよ。じゃあ、最初白い方から着てね」

着替えるために部屋を出た。
悠斗がワクワクしてるのがわかる。

「着た?」

「はい!開けても大丈夫です」

悠斗が先に入り、格好いいと騒いでる。
入りずらと思ってると、お母さんに押されて覚悟する間もなく部屋に入れられた...やってくれたな、お母さん...

「うん、七桜も似合ってるんじゃない?可愛いよ」

「七桜さん、めちゃくちゃ可愛いです!」

そう言いながら、顔を赤くしていた。
私が作ったのは白と黒の2色。
海外の王子様っぽいデザインに、それぞれ違う色がアクセントで入っていて可愛い要素だけじゃなくて、格好いい要素も入れて、私はそのスカート版。

「ほら、3人とも並んで!」

お母さんが記念に写真を撮ってくれた。
実は、前から頼んでいたことがある。
千が万とのアルバムを見てショックを受ける百をなくしたかったから、今のRe:valeの活動を写真に撮ってくれるように。
レッスンの様子とか、みんなでご飯行った時とか、日常的なのも...それがあれば、百も気にならないのかなって。
どうなるかわかんないけど、出来ることがあるなら少しでもやって嫌なことは減らしたい。

私も撮れるときは撮って写真にしてる。
ちなみに、衣装は両方とも写真撮った。

衣装のサイズは問題なさそう。仕上げてもいいな。
万がいた頃は凝った衣装ってほどのものは着てなかったから、なんかアイドルっぽいのは抵抗が...

(可愛いのは好きだから嫌いじゃないけどさ)

千と百が嬉しそうだからいっか。
私はどうせ座ってるか、ギター肩に掛けてるからそこまで目立たないだろうし。

私もアレンジを手伝った千の曲も出来上がり、晴れてライブをしようってことになった。
百にはレッスンの時に今までの曲も含めて教えてある。

私が歌うことによって、全体的にキーを高くする作業もした。
3人の声が丁度よく合うところ、誰がどこの歌詞を担当するかも決めた。


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