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未来へ繋ぐメッセージ【アイナナ/Re:vale】

第27章 新生Re:vale誕生



「それはそうと、モモくんは歌やったことあるの?」

(どうしよ・・・レッスンしてもらってるのは内緒って言われてるしなぁ・・・)

「それは・・・学校の合唱とカラオケくらいです・・・」

そう告げると、ユキさんは唖然とした顔を見せた。

(そりゃそうだよね。自分からやるって言ってやったことないなんて普通あり得ないよな・・・)

「嘘だろ・・・それでよく一緒にやろうって言ってたね・・・まぁ、七桜に頼めばレッスンしてくれるだろうから大丈夫か。慣れない事も多いだろうけど、モモくんはスタッフの仕事も覚えるのも早かったから大丈夫だよ」

「はい・・・」

ユキさんは、七桜さんに明日行くからと連絡を入れた。

次の日、モモくんと一緒に七桜の家に向かう。
モモくんは緊張して隣でガチガチに...
家に着くと、幸奈さんが中に入れてくれた。
幸奈さんは、七桜のお母さんだ。

「は、初めまして!春原 百瀬と申します!」

「百瀬くん、七桜から話しは聞いてるしそんなに緊張しないで」

「七桜さんのお母さんに会えるなんて、光栄です!」

「ありがとう」

幸奈さんは昨日と同じく、飲み物とお菓子を用意してくれた。

「七桜、開けてくれる?」

少しするとドアが開いた。

「千・・・今日はどうし・・・えっ!?百!?何でここに!?」

「ビックリさせようと思って」

「お邪魔します・・・はぁ、七桜さんの部屋来ちゃったぁ・・・」

「モモくん、その発言はちょっとどうかと思うよ・・・」

「す、すいません!」

慌てて謝るモモくんが面白くて笑っていた。

「2人で来てどうしたの?」

「七桜に話があって来たんだ」

そう言うと、空気がピリッと緊張に包まれた。

「僕、また音楽やることにしたよ。七桜とモモくんの3人で一緒に。これから新しいRe:valeを始めたいと思うんだ」

「千・・・良かったぁ・・・」

音楽続けるって言ってくれて、嬉しくて泣いた。

「泣かないでよ。七桜って結構、泣き虫なんだね」

そう言って、笑顔で頭を撫でた。
モモくんも同じく嬉しそうに泣いてる。

「モモくんも泣き虫だよね」

そう言って、3人で笑い合った。

「それで、提案っていうか・・・」

千が話し始めた。


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