• テキストサイズ

【呪術廻戦】白銀の鎹【五条悟】

第19章 アフター・ダンスパーティー


170.

とある放課後、「外で食べよっ」と悟に誘われ、釣られてホイホイと高専の外へと出かければ、速攻オーダーメイド専門店に連れて行かれた後に採寸をされた(夕飯は牛タン専門店のねぎしに行っておかわりをしていたので、先に採寸していて良かったわ…)
その採寸した店から悟宛に電話があり、オーダーメイドのパーティードレスが完成した、という知らせを電話越しで「分かった、ありがとー!」とお礼をしていた悟は、その後にサクサクとどこかに連絡を入れていた。

コンビニ行ってくる、という感覚で出掛けた彼が部屋に戻って来た時にはコンビニスイーツが入った小袋、もう片手には大きな紙袋。
「ほい、取りに行ったよー、当日までに太らないでね。ところでチョコバナナ入りマリトッツォ買ってきたけど食べる?」と悪魔の囁きをする悟を睨まずには居られなかった。

………マリトッツォは半分だけ頂きました…(悟は一個半)

で。いくら採寸したからって広げて持ってみれば幅が結構細め。
これ着たらだいぶ身体のライン出るな…、採寸した時より太ってて入らなかったらどうしよう?さっきカロリーのバケモノを半分腹に入れちゃったんだけど?と、部屋で引き取って来たばかりの服を持って悟の電話を他人事みたいに聞いていたのだけれど。

──呪術師の交流パーティー当日になって分かった。
住む世界の違う、何も分からない私用にヘアスタイリストとか予約してたわ、悟。
いつもよりも少し早めに学校が終わった私達生徒は「じゃあ、また後で」とそれぞれが支度をしに帰ったり、予約した店へと散っていく。もちろん私も悟が予約した店へと案内してくれたのだけれど。

「女の子は大変だねー、飾り立てるパーツが多くって!」

会場には一緒に行くわけで私が時間が掛かるから待合室で彼は待ってるらしい。既にあのパーティー用のフォーマルな服を着てしっかりと男前に決まってる悟(アイマスクをしていてと私が頼み込んだ、じゃないと私が死ぬ)
ソファーにどかっと座ってすぐに着替えやすいように、と部屋で軽めに着替えたパーカーのままの私を見上げた。
/ 2273ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp