• テキストサイズ

【呪術廻戦】白銀の鎹【五条悟】

第9章 五条求婚する


「……ここで声抑えて抱かれるのと寮でアンアン喘がされて抱かれるのどっちが良い?二度と今回みたいな無茶が出来ないようにしっかりと種付けして孕ませてあげるから」
『ヒェッ……』

やばい、どっちにしてもヤられる。ヤられた上に孕まされる!
きょろきょろと首を動かしてサイドテーブル上に置かれた制服とウエストポーチを発見して、私は手を伸ばした。
呪霊と戦う為に無茶したって言うわけじゃない、大事なものを取り返す為だったって伝えたかったから。あの想いは嘘じゃない、確かなものだし…。後悔をしたくない為に伝えなきゃと。
流石に時間も経ってるからか、手に呪具による体の動きの制限やもうびりびりとした痺れはなくて、何時間ぶりに動かした体はぱき、と関節が鳴る。

指先でちょいちょいと引き寄せてウエストポーチを自身の腹部に置き、ゆっくりと体を起こす。
制服が折りたたまれたのを見て理解してたけれど、私の服はなんかぶかぶかのシャツだ。少し水色がかってる…。
こんな服持ってたっけ?と、ポーチそっちのけでノーブラ状態のシャツを撫でた。

「ん?そのシャツ?硝子がハルカの着替えもってこいって言ってたからさ。僕のシャツを渡して彼シャツにさせました!」

硝子着替えを手伝わせてくれなかったんだよねー、ちぇっ!と言う悟にそりゃあ家入も悟に私を任せないだろうなと思う。ナニするか分からないもん。
しかし着替えにしては体格差が出ている。シャツを摘んで持ち上げた。

『道理でぶかぶかな訳だ…』
「彼シャツ良いよねー…ノーブラのせいもあってお乳首様の位置が大変主張してていかがわしいね~?あー勃起しちゃいそう!」
『家入さんが着替え任せない理由がソレだよ……目を閉じてれば?』

完全素肌にワイシャツなんてそうはしないから新鮮だと感じながら、私はウエストポーチから少しだけ旅をして皺のついた白い封筒を取り出す。
それを体を起こした太ももの上…いや、掛け布団の上に置いた。悟はそれを少し見てから私をじっと見ている。中身は開けずともお互い知っていた。

「昨日高専出る時に渡したやつじゃん。これがどうかしたの?書き終えたの?提出して欲しいとか?」
/ 2273ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp