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【呪術廻戦】白銀の鎹【五条悟】

第20章 星空の下で愛を語らう


飯ごうを乗せてご飯の準備をしてる間に、野菜などを切りつつわくわくとふたりで待つ。
クーラーボックスから缶ジュースと缶ビールを取り出した悟が、クーラーボックスの蓋にそれらをカンッ!と置いた。

「もうギャマン出来なぁい!飯ごうの周りで焼いてようぜ!」

まるで悪戯小僧の様な誘い。その様子にくすりと笑みが溢れる。その誘いはとても魅力的で。

『せっかちさんか??でも今はそれで良い!焼いちゃえ焼いちゃえ』

…その誘い、私も乗った!
だってこんな野外で食べるんだから絶対に美味しい。久しぶりのこういったご飯、焼き肉パーティーをするっきゃない。
そうと決まればさっさと手早くしてしまうのが私達。肉のパックのラップを外しに掛かる私に悟は紙の取皿にタレを突っ込んで、切り終わってる野菜を飯ごうの周りにいくらかスペースを空けながら配置してる。
その空いた場所に食用トングで肉を配置していった。既にシュー、という音を立ててるのがテンションが上がる。まだ使っていないタレの匂いもあって焼けるのが楽しみで。

「あ~~!ベイクの音ォ~~!」
『缶の開封時の方じゃない?』
「……コーラの音ォ~~!」

リテイク時にプシュ、カンッ!と缶コーラを空けてる彼。そうやってまで某プレゼンのマネをするならば。じゃあ私はこの手に持つ缶ビールでやるしかないよねえ。
プシュ、というプルタブを起こした瞬間。

『ビールの音ォ~!』
「ネタ古くない?」
『……そういう所だぞ…?』

なんで私がやるとそう言うねん。じとーっと見てると真顔の悟の口が一文字になり、そっぽを向いて肩を震わせている。

『…骨の軋む音ォ~する?』
「痛いのは嫌でーす、さっ!ハルカ、飲み物の準備は出来たでしょ?クーラーボックスに置かないでちゃんと持って!」

両者飲み物の準備が出来、手に冷たい缶を持つ。

「はーい、ハルカ~今週もお疲レーライス!って今は焼き肉だけどっ!」
『ん、お疲レーライス、ととりあえずは乗っとく』

へらへら笑った悟に笑い返すとコーラを少し近付ける悟。私もビールを近付けた。
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