第2章 入学式
うらたside
えー……今、何故か女子生徒に囲まれております。
いや、なんで。
入学初日からなんだよ。
もうこれからここ通うんだったら家からじゃなくて学生寮にしよ……どうせ先生から話あるだろうし。
うん。そうしよう。
周りを見ると少し減ってる……かな?
……お、おもしろそうなの見っけた。
ショートのこちらを見て面倒くさそうな顔をしている子とその子に全力で話しかける白髪の子。
こっちに興味を示さないなんて……。
うーん……でも見たことあるんだよなぁ……
どこでた?まぁいいか。
歌い手メンツは確か全員Aだったと思う。
もう時間だろうし少し急ぎ気味に歩く。
主に囲まれてた奴らも気づいたのか通させてくださいと、女子生徒に声を掛けている。
めんどくさ。
教室に入り、自席を確認する。
隣の人と歌い手がどこに座るのかを確認する。
隣は……白兎……?男子か。
前の二人が志麻くんにセンラ。後ろがそらまふ。右隣がluzと天月。左隣が96猫と……雪兎?で天月の後ろでまふまふの横が坂田と。
結構固まってんな。
良かったよ。
そして自分の席を前から見る。
え、隣に朝見たショートの子がいるんだけど。なんなら96猫の隣に白髪の子いるんだけど。
どっちも男の子っぽかったから男の子として認識しちゃってたよ。
とりあえず座ろう。
ガララと、扉が開き、身長が低い……女の子が入る。
凛「みなさん、おはようございます。このクラスの担任になりました、希夜歌 凛(キヨカ リン)と言います。
よろしくお願いしますね。」
花がふわりと咲いたような気がする。
のほほん系の先生か。良かった。
凛「とりあえずまずは並んで体育館へ向かいましょう。」
そう言うと生徒は廊下に出て並び出す。
名簿順か。
並べると先生が先頭に立ち、進む。
え、体育館でか。