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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第15章 年下の男の子  お相手:竈門炭治郎


「あの、みくりさん
……俺、みくりさんと……」

「どうしたの?炭治郎君」

とは聞いてはみたけど
会えたのは半月ぶりなのだ

炭治郎君がしたいと思ってるのは
私にだって分かる
だって 私も……そう思ってるし?

ぎゅっとみくりの手を炭治郎が
自分の両手で包むようにして握って

じっと見つめられてしまう
その赤みを帯びた瞳から
目が逸らせないでいた
何て綺麗で真っすぐな目なんだろう

でも その綺麗な目の奥に
熱い物が揺れているのが見えて

「俺、……今日会えるの楽しみにしててっ、その
沢山、話もしたかったし、それにっ……その」

彼の言わんとしている事は
十分理解してるつもりなんだけど

彼は若いんだし
きっとそうしたい気持ちも
強いんじゃないかと……

求め……られちゃってるって
事……だよね?きっと

「私と……したいって、事?」

上目遣いで
そうみくりが炭治郎に確認を取って来て

「しても……いいんですか?」

と肩に手を添えられてしまって
その手に自分の手をみくりが重ねると

「うーん、ここじゃ、ダメかな?」

「そうですよね!すいませんでした!
こんな所で、そんな事っ、俺っ……
長男なのにっ!俺っ、自分の事、我慢強いて
思ってたんです、ずっと、そうしてたから。
でも……、みくりさんの事になると、むっ」

みくりが思わず
とんでもない発言をしそうな
炭治郎の口を塞ぐ

「炭治郎君っ」

場所をわきまえなさいと言いたげに
みくりが名前を強めに呼ぶと
炭治郎が小さくなって
すいませんっと謝って来た

そう言って
しゅんとする所とかもまた
可愛いらしいなぁと感じてしまって


「ねぇ、炭治郎君」

「はい!何でしょうか?みくりさん」



「場所……変えようか?」

「え?」




「ここじゃなくって、
もっと二人でゆっくり出来る所、行こ?」



そのみくりの言葉は
炭治郎の期待を煽るのに
十分な物だった
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