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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第15章 年下の男の子  お相手:竈門炭治郎


でも まだ
実感が沸かなくて


だって こんな 綺麗で
可愛らしくて 優しくて
それでいて… いい香りのする人が


俺の…

俺の彼女で


それも 俺はこの人と
あんな事をしてしまった訳でっ


でも こうやって普通の態度で
接してくる姿を見ていると

やっぱりあれは 夢だったんじゃないかって
そうとも思えてしまって

湯呑を置いて
手を置いた時

チョンと指先が
みくりの指先に触れてしまって

「すっ、すいませんっでした」

「う、うん…ごめんね」

お互い慌てて手を引っ込めたんだけども


チラっとみくりが隣に座って居る
炭治郎の方を見た

本当はせっかく恋仲なんだから
炭治郎君と
恋人らしいことがしたいんだけど

でも…こんな昼日中のそれも

ここは甘味処の店先だし
目の前は大通りだし

こんな所で手とか握り合うのも…あれだよね?

手……繋いだりとか……したけいど


じっとこちらを見ている
炭治郎と目が合って

あれ?何か凄い顔……見られてるな



「あ、みくりさん、
ここの所、タレが……付いてますよ?」

炭治郎が自分の頬を指先で
チョンと突きながら
みくりの顔にみたらし団子の
タレが付いてると指摘してきて

「え?本当に?ごめんっ、
ありがと。どこどこ?ここら辺?」

指摘されて恥ずかしかったのか
頬を少し染めながら
慌てた様子で聞いて来る

「ああ、そこじゃなくて、そっちの…」

「え?どこ、もっと……こっち……あっ!」

自分で取ろうにも
鏡がないので 付いている所が分からなくて

炭治郎に聞き返すと
すぐ目の前に炭治郎の顔があって

ドキッと 胸が跳ねたのも束の間で

ペロっと舌で
その部分を炭治郎に舐めとられてしまって

え?私…今ッ
炭治郎君に…… 顔
顔舐められちゃった……よね?

「たた、た、炭治郎君!!」
「ああ、すいません。
こうした方が……、早いかと思いまして」

何食わぬ顔でそう言って来て

「でも、取れましたよ」

とにっこりといつもの笑顔で笑って見せた


ドキドキと自分の心臓が五月蠅い
その理由は彼の意外な行動の所為じゃなくって

私が……彼に…もっと
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