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天谷奴零に騙されたい【ヒプノシスマイク】【短編集】

第1章 天谷奴零に騙されたい【甘々、微エロ】


簓「んなアホな!」

盧笙「ええ加減にせい」

簓「ほな辞めさしてもらいますー!」

零「相変わらずいいコンビだねー、おふたりさんは」

ラップバトルオオサカ予選の日
楽屋の中ではそんな漫才が繰り広げられている
そんな3人を扉を薄く開け見つめる影が……

零「んで、お嬢ちゃんはいつまでコソコソしてんのかな?」

『うわぁ!』

いつの間に扉の近くに来ていたのか
零に思い切り扉を開けられ彼の胸に飛び込んでしまった

簓「おー!やないかい!いつから居たん?」

盧笙「声かけてくれたら良かったのに……遠慮せんとあがりや」

『う、うん!!あの〜……それよりも……』

3人「?」

『そ、そろそろ離して……ほしいです』

ずっと彼に抱きついたままはいけない!
と思い手を離したのだが
零は離してくれなかった

零「いや〜、お嬢ちゃん抱き心地いいからなー!」

簓「おっさんやな」

盧笙「あぁ、おっさんや」

『おっさんですね』

零「おいちゃん悲しいなー、こんな可愛い恋人がいつ取られるか不安なだけなんだよ?」

ウッ、kawaii

盧笙「そろそろ離したれよ」

簓「真っ赤っかやで」

零「んー、そうだなー……お嬢ちゃんがそろそろ"零"って呼んでくれたら離してもいいぞ?」

『そ、それは無理です!!天谷奴さんは私の恋人ですが、人生最大の推しでもあるんですよ!?そんなお人をよ、よ……呼び捨てだなんて……!!』

簓「おーおー始まった始まった!」

盧笙「はぁ、こんな調子で大丈夫なんやろか」

普段は零が見守るような立場だが
今は2人が保護者のようだ

「そろそろ準備お願いしまーす!」と言う
スタッフからの声がかかるまで
結局離してもらえなかった
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