Best songs all times(テニスの王子様)
第5章 Will You Still Love Me?
また夢を見た。
あの時の夢と同じように彼女は俺の腕の中にいる…。
朝見た彼女と同一人物だ。
「運命の人」なんてロマンチックなことがあるなんて人は言うけど俺はそこまで信じたことがなかった。
だけど、その「運命の人」とやらがあの彼女だったとしたら?
それは手放したくはないな…。
夢と現実を行ったり来たりするように意識が浮遊してる中、遠くで誰かが呼んでるような声が聞こえた。
その声を頼りにまぶたを開けると目の前にいたのは昼にあったあの「彼女」だった。
「んぁ、ふぁぁ…どうしたの?」
「あの、これから天気悪くなるみたいなので酷くならないうちに宿舎に戻った方が…。」
「えっ?あぁ、確かに寝る前よりも寒いな…。
サンキュー、部屋に戻るわ」
「寝てるところ急に話しかけたりしてごめんなさい。」
「構わねえよ。」
彼女は軽く会釈すると艶のある髪を揺らせてそのまま宿舎の方向へと走っていった。