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FLYHIGH(ハイキュー)

第7章 選抜合宿


ー歩side

にしてもビックリしたな〜

白布さんがあんな大胆な人やったとは

人違いって分かってても、ドキドキしすぎて心臓破裂しそうやった

そんなに背高いわけじゃないけど、やっぱり力も強くて男の人なんやなって思った

今から女子寮の誰かの所に行くんかな…

って考え事しながら、食堂でトレイを受け取る

バイキング形式で好きなおかずを取っていくスタイル



私の前でトレイを持ってるツッキーに話しかける
ふと目をやると…

「ツッキー!ご飯少なすぎるんちゃう?ちょっと貸してっ」

「ちょっ」

ツッキーのトレイからお茶碗を取り上げて、山盛りよそう

「大地さんとスガさんから、ツッキーがちゃんとご飯食べてるか見張っとけって言われてるから」

「なんなの?あの人たち、僕の両親なの?」


「おつかれ」

後ろから声をかけられて振り返ると国見くん

「お疲れ〜あー!国見くんも、そんな少ないご飯やったら大きくなれへんで!」

そう言いながら、国見くんのお茶碗を取り上げて漫画盛りにする

「いや…もう別にこれ以上なんなくていいし」

「そんなことないやろ、うちのツッキーなんか190超えやで?」

「うちのって何なの、しかも何で歩がドヤってるのさ」

「え、文句あんの?チーム烏野やん」


トレイを持ったまま立ち話してると




「姐さーん!こっち来て一緒に食べよー!」

白鳥沢のサポート選手たちが手を振りながら呼んでいる

「…姐さんってなに?」

ツッキーが怪訝な表情で訊く

「ちょ、もう!その呼び方やめてって言うてるやんっ」


サポート選手たちの席に近づくと

「歩はチーム烏野なんで」

ツッキーがそう言って、別の席に誘おうとする


「月島と2人きりとか話盛り上がらないんじゃない?」

ボソッと国見くんが言う

「は?自分こそ大して話しない方デショ」

「あ?」


「ストーップストーップ!何でバチバチなってんの?!みんなで食べたらええやんなぁ?ってことで3人ここに失礼しまーす!」

私がトレイを机に置くと2人もハァとため息をついて椅子に腰掛ける


「で、何で歩が姐さんって呼ばれてんの?」
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