第7章 記念日のプレゼントは…え?私?
『??』
りんこが疑問に思うのも無理はない。
ごそごそさせながら凌が出したものは、
「体にこれ巻いてや。あ、裸でな。」
幅が太めの長いリボンだった。
『…え?!』
りんこの頭には“プレゼントは私♡”というテンプレのものが浮かび上がっている。
「安いもんやろ。これ巻いたらずーっと欲しかった2つのが貰えるんやで?」
『しなきゃだめ…?』
「そやなあ、せんやったらこれはメルカリで売る。ふふ」
するしかない。
『…します。』
「え、ほんま?!じゃあほら、これ」
凌からリボンを手渡される。
『ぅ、服脱ぐから。あっち向いて。』
「わかったわかった。」
服を脱ぎ、慣れない手つきで体にリボンを巻いていく。
『…で、できました…。』
「見てもええ?」
『うん…。』
「う…わ。えっろ。可愛すぎるわ。」
『っ、もういいでしょ!プレゼント!』