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妄想物語。【短編〜中編集】

第1章 パラノイア。【黄瀬涼太】


私は涼太に向かって歩き出す



「ねぇ」



涼太と女が振り向いた



「涼太・・・・私は騙されないよ。又そうやって私を試すんでしょ?私はこんなにも愛してるのに・・・・」



ガシッ


「イッ!」


ザクッザクッ


「え・・・・」



私は女の髪を掴んで持っていたはさみで髪を切ってやった



「イヤ・・・・・・きゃぁぁあああああああ」



女は狂ったように叫ぶ



黄瀬「え、ちょ!!何やってんスか!!」



涼太は私の腕を掴んだ



「ねぇ、涼太。これでその女とももう喋らないよね?私だけを見ててくれるでしょ?私の長い髪だけを触ってくれるんでしょ?愛してるわとても」

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