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【完結済み】色々ある恋のおはなし

第1章 アンスリウム


瞬木がイナズマジャパンに選ばれる数ヶ月前・・・。
「瞬木おはよ〜!」
「おっ。零か。おはよう。」
いつも通りやる気のない挨拶だなぁと思いながら私は席に着いた。
席は窓際の一番後ろ。瞬木の隣。
瞬木は昔からの幼馴染。私は瞬木が闇を抱えていることも何となく分かった。まぁ、分かってたことを言った時は凄く驚いてたなぁ〜。
小学生の頃・・・
「瞬木って、私やみんなに嘘ついてない?」
「…え?」
「だって幼馴染だもん! 瞬木のことはなんでも分かるんだから! しかも、なんか変わった気がするし!」
「いや、そんなことはないよ?」
「ほら! 嘘つかない! 嘘はめっ!だよ!」
「…はぁ。さすがに分かっちゃうか。さすが零だな。お前に隠し事は出来ないな。」
「もしかして、何かあったの?」
「ま、そんなとこかな。 零には本当の事を話しておくよ。実は…。」
「…そっか。そんなことがあったんだ…。」
「ああ。だから、これからは嘘をついて過ごしていこうかなって。まぁ、バレちゃったしお前だけには嘘はつかずにいつも通りに話すから、もう心配するなよ。」
ーー思い出してみるとちょっと懐かしい感じ。
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