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GIFT 【R18】

第1章 クリスマスの夜




2時間程して
響也は眠りから覚めた


ナナが寝室から毛布を持ってきて
掛けてくれていた


彼女は床に座り
ソファに顔を伏せるようにして眠っていた


柔らかそうな長い髪の隙間から覗く寝顔は
とてもあどけなかった


「……」


響也は指を伸ばして
ナナの頬にそっと触れた


その瞬間
ナナは弾かれたように目を覚ました


「……っ…ゴメン…」

『……』


見開かれたナナの瞳は
恐怖に怯えていた


「…………ナナ…?」


状況を把握したナナは
安心したように息をついた


青ざめた頬に触れると
ナナは微笑んでくれた



けれど響也は
さっきのナナの表情が忘れられなかった









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