第6章 平穏と不穏と
朝、また相澤の運転で学校へ登校し、教室へ入る。
特にやることもないので、ケータイをいじっているとクラスメイトたちが続々と教室へ来た。
緑「おはよう、修羅さん。外凄かったね…!」
『外?』
緑「え、あのマスコミの数すごくなかった!?僕みたいなやつにも色々聞いてきて…。」
『え、全然知らなかった…。あ、朝早かったからさ…、はは。』
流石に相澤の車で一緒に来ているとは口が裂けても言えない。
そもそも正門を通らないので、知るはずもなかった。
廊下に出て、正門を見下ろす。
『…本当だあ、すごいね。もしかしてオールマイトさんが教師やってるから…だよね。超話題性あるとしたらそれだもんね。』
緑「そうそう!オールマイトが教師をやってる事についてどう思うだとか…他にみんなも声かけられてたよ。」
『はぁ〜…、朝からマスコミもご苦労なこった。』
オールマイトが雄英の教師に就任したってニュースは、全国を驚かせ、連日マスコミが押し寄せる騒ぎになっていた。
誰もが、そのことを知っている。
そう、誰もが。
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-HR-
相「昨日の戦闘訓練、お疲れ。VTRと成績見させてもらった。」
そう言いながら、昨日大暴れした爆豪と、緑谷がアドバイスを受けていた。
相「修羅も。お前は確かにコイツらみたいにタマゴとかそういうもんじゃねえのはお前自身分かっているはずだ。」
『は…はい…。』
相「ちんたらしてると簡単に追い抜かされるぞ。もっと気張れ。」
『はい…、頑張ります。』
相「…ホームルームの本題だ。急で悪いが、今日は君らに…。」
(((何だ…?また臨時テスト…!?)))
相「学級委員長を決めてもらう。」
「「「学校ぽいの来たーーー!!!」」」