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し ん あ い【鬼滅の刃/煉獄/R18】

第2章 好きの違い




「…別に、気にしちゃいねェよ。」

「(うっ、ダメだ。話が続かない…
まだ始まってもないにこれじゃ持たないよー…)」

困っていると杏寿郎が教えてくれる

「不死川は困ってる人を放って置けないのだ!こんな見た目をしているが、心は優しく思いやりのある人なのだ!あと、酒が入ると饒舌になり、熱く語り出すぞ!」

やっぱり、なんだかんだ言って根はいい人みたいだ。

「うっせェよ!いもオタクがァ!余計なこと言うんじゃねェ!」

そう言ってこっちを睨んでくる、不死川さん。
やっぱり怖い!この人が饒舌になって熱く語るところなんて想像できないよ…

「いもオタクとはなんだ!!さつまいもを侮辱するなど、許さんぞ!!」

間に陽奈子を挟み、軽い口喧嘩が始まる。

「(いや、いもオタクってわかる気もするけど、そこでそんなに怒るものなの?)」


「はい、そこまで!いい加減にして下さい!まだ始まってもないのに、口喧嘩はやめてください、ね?お二人とも」

しのぶちゃんが語尾を強めて、二人を止める。

「では、まず飲み物を決めましょう!陽奈子さんは何がいいですか?」

私の向かえに座っているので、見やすいように上下の向きを変えてメニューを見せてくれるしのぶちゃん。

「うーん、と…じゃグレープジュースで」

と、メニューを指差すと宇随さんがからかうように言ってきた。

「おいおい、お子ちゃまかー?そこはビールだろ!」

「(いや、まだ未成年だし)いくら19歳とは言え、まだお酒を飲めるまで1年ありますからね!ちゃんと守らないとだめです!」

「真面目か!!ったく、つまんねーな。1歳も2歳も変わらねーよ。あ、俺はもちろんビールジョッキで!いや、直ぐ無くなるからピッチャーでくれよ!」

そして頼んだ飲み物が来ると、乾杯の音頭をなぜか宇随さんがとる。

「おーしっ!みんな飲み物は来たな?じゃー、陽奈子のこれからの頑張りに…かんぱーい!!」

がちんっ

グラスとグラスがぶつかり合う音が響き、歓迎会が始まる。

「じゃんじゃん呑めよー!んで、いっぱい楽しめ、お前ら!!」

宇随さんはそう言うとピッチャーのビールを一気に飲み干す。

「(いややや!どんだけ喉の動き早いの!?)」

呑むスピードの早さに驚いていると、杏寿郎が「あいつはいつもこうなんだ」って教えてくれる

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