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し ん あ い【鬼滅の刃/煉獄/R18】

第5章 心通う




~夢主side~


「もう少し離れて貰えるだろうか?」

そう言われ、何か気に触ることをしただろうか?と、考える。

「ごめん、嫌だった?一緒にいると、くっつきたくなっちゃって…」

そう言うと杏寿郎が、がばっと起き上がる。

「嫌ではない!!むしろ、嬉しい!!…あ、いや…すまない…そのやっぱり俺も男だ。あまりくっつかれると理性が持たない…陽奈子にもっと触れたいと思ってしまうのだ。だが、俺は君がいいと言うまで待つつもりだ!」

本当にこの人は優しい。

でも、このまま待たせてしまってもいいのだろうか?
それに、杏寿郎は結婚なんて考えているのだろうか?
まだ付き合って日にちは浅い。

そんなこと考えられるものだろうか…

でも、こんなにも私を大切にしてくれる人はそういないだろう。

それに杏寿郎となら、あのおじいさん、おばあさんのような夫婦でいられる気がする。

そう思うと、もう私の意思は完全に崩れていた。

「いいよ」

「む、そうか!いい…!?よ、よもっ!?だが陽奈子の意思は…!」

杏寿郎が驚いて大きな声を出す。

「杏寿郎ならっ…私をお、お嫁さんにしてくれる、でしょ…?」

自分で言ったことだけど、かなり恥ずかしい。

「それに、杏寿郎となら…私の理想の夫婦、家族になれると思う…だから…」

ぎゅっ
言い終わる前に抱き締められていた。

「陽奈子ありがとう。そんなに俺とのことを思っていてくれたなんて、俺は本当に嬉しい。もちろん男としての責務を全うするつもりでいる」

優しいけど、どこか芯がある声音。
すごく温かみがある言葉に胸がきゅうっとなる。

「なんか、お互いプロポーズみたいになっちゃったね」

「そうだな!だが、それは時が来たときにきちんと伝えたい。それまで待っていてくれるか?」

「はい、お待ちしてます」

そう言いながら笑い合うと、自然と視線が絡み合い、口付けを交わす。

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