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扉の向こう【ツイステ短編R18有り】

第8章 2022年リリア生誕記念/甘




―――パーティー当日―――


『(よ、よし。プレゼントのスコーンも用意できたし……ヴィル先輩にメイクも教えてもらったし………でも…ディアソムニア寮って圧迫感…?あってちょっと入りづらいんだよね…)』

緊張しながら寮の扉をノックした



ガチャッ……キィ……


シルバー「、来てくれたのか。ありがとう」

『いえっ、私の方こそ、お誘い頂きありがとうございますっ…!』

シルバー「そんなに畏まらなくていい。楽しんで行ってくれ」

『はいっ…!』


ロビーでは寮生やクラスメイトたちがリリアを囲んでいた

『(わぁ……あれじゃしばらく近づけないな…)』

トレイ「」

『あ、トレイ先輩……』

トレイ「お菓子は上手くいったか?」

『はい、何とか……』

トレイ「じゃあ後は渡すだけだな」

『でも今はたくさん囲まれてますし……後で渡します』

トレイ「……そっか」


リリア「」


『えっ、リリア先輩…!?』

リリア「ちょっと抜けようかの」

リリアはを抱えて飛び上がった

『えっ!?あの!?』

リリア「すまぬのみんな、少し外すぞ」

「「「はーーーーい!!」」」

『きゃあああ〜!』

トレイ「…頑張れ」


―――――


着いたのは寮の屋根の上

『ひえ…高い…』

リリア「大丈夫じゃ、何があっても必ず助ける」

『は、はい…』

リリア「…その手に持っておるのはわしへのプレゼントかの?」

『あっ…えっと……先輩…トマトジュースが好きだって言っていたので…トマトジュースでスコーンを焼いてみたんです…』

リリア「なんと!嬉しいのう♪」

『でも……テーブルに乗ってたケーキやご馳走と比べたら…』

リリア「、わしはお主の作ったそのスコーンが食べたいのじゃっ!」

リリアは頬を膨らませた

『リリア先輩……で、では……お誕生日、おめでとうございます…!』

包んだ袋をリリアに渡した

リリア「うむ♪」

丁寧に包装を剝してスコーンを取り出す

リリア「美味しそうじゃの♪いただくぞ♪」

『は、はいっ』




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