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気炎万丈【鬼滅の刃/煉獄杏寿郎】【R18】

第8章 育手の家と墓


朝食の時、千寿郎にもが一緒に暮らすことになったと報告した。
「賑やかになりますね。」とかわいい笑顔で喜んでくれて二人は安心した。

朝食の後、が改まった顔で言った。
「今日からお世話になります。私たちは数日前に知り合ったばかりです。もしも、今後私に愛想が尽きたらいつでも言ってください。すぐに出ていきます。」
手をつき、丁寧に頭を下げた。

杏寿郎はそのつもりが一切なかったので一瞬返答に困った。
「、顔を上げてくれ。今が言ったことは俺にも同じことだが、俺は出て行ってもらうと困るので、愛想をつかされない努力がしたい。些細な事でも不満があったら言って欲しい。直すから。」

我ながら情けない申し出だと思いながらの目を見返した。

「・・・私、杏寿郎のそういう所に惹かれたんだと思う。」
ふわりと笑い返されて杏寿郎は赤面する。

「よもや・・面と向かって言われると、存外恥ずかしいな・・・。」


今日の鍛錬をどうしようか話していると、が何かを思い出したようにつぶやいた。

「そういえば、私の育手から選別を突破したら開けろと言われた箱があるんだった。荷物も取りに行きたいから、私やっぱり行って来る。午後には一緒に稽古ができるように帰ってくるね。」

「ここからどの位だ」

「うーん。片道10里程(約40㎞)程かな。」

「よし!では、俺も行こう!走って行って午前中の鍛錬にしよう!」
少し慌てた様子で杏寿郎は言う。

「・・・・杏寿郎、もしかして私が戻ってこないかもって思った?」
はいたずらっぽく笑って杏寿郎の顔を覗き込みながら言う。

「・・・に嘘はつけないな。戻ってこないかもと少し思ってしまった。」
真っ赤になりながら言う杏寿郎を見てはつい
「杏寿郎ってかわいいね。」
と言ってしまった。

その言葉を聞いてさらに杏寿郎が恥ずかしさのあまり背中を向けてしまったので、慌ててご機嫌を取った。
「じゃあ一緒に行って荷物を持ってもらってもいい?」
「もちろんだ!10里を走るのは久しぶりだな!」
やっとこちらに向き直ってくれた杏寿郎に、はほっとした。
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