• テキストサイズ

どうかその手で[鬼滅の刃/不死川落ち]

第2章 最終選別


そうこう話しているうちに不死川の屋敷へとついた。

不:「ここだァ。」

:「大きいですね。」

不:「お前の家ほどじゃねぇだろォ。」

:「庭に竹がたくさん散らばってる。」

不:「無視かよォ。あぁ、鍛錬しなくちゃならねぇからなァ。」

:「私もそれやりたいです。」

不:「あァ?無理に決まってんだろォ。それに鬼を恩人なんて言ってる奴に斬れるわけがねェ。」

:「たしかにあの鬼だけは恩人です。でも不死川さんも、私のことを診てくれた人たちも恩人です。不死川さんは私に住む場所を与えてくれましたし、あの背の高い女の人は優しかった。少しでも恩返ししないと。私は本来生まれてきちゃいけなかった人間ですから。」

不:「そんな人間はいねェ。そこまで言うならやらせてやるよォ。ただ俺の鍛錬はキツいぞォ?」

:「生きるためですから、平気です。」



そして怪我が治ってから、は不死川や他の柱の元で泣き言も言わずに修行をしたので、剣の腕はメキメキと上がっていった。



:「悲鳴嶼さん、滝行したいので山に入ってもいいですか?」

悲:「あぁ、好きなだけしたらいい。ただ無理はするな。意識を失う前に引き上げろ。」

:「分かりました。悲鳴嶼さん、岩を動かすコツを教えてください。」

悲:「ただ全力を尽くすのみ。」

:「私も悲鳴嶼さんのように力があれば良かったのに…」

悲:「私は男、は女子、仕方がないことだ。そなたは十分頑張っている。」

悲鳴嶼もの頑張りを認めていた。



ある日は宇髄の元へ

:「宇髄さん、こんにちは。」

宇:「おう!また来たか!不死川の継子!」

:「継子じゃないですよ。まだ鬼殺隊士にもなってないんですから。」

宇:「お前なら最終選抜は余裕だと思うけどな。じゃあ早速やるか!」

:「はい。」

可愛い子を見ると嫁になれが口癖の宇髄だったが、にそう言わないのは理由があった。
それは…
/ 85ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp