第9章 *告白
不:(が俺を好きだァ…?いつからだァ…気づいたのは鬼になってからだって言ってたな、好きだったのはいつからなんだァ…)
不死川がぐるぐると考えているとしのぶから話を聞いた宇髄がやって来た。
宇:「よぉ、不死川、派手にいい顔してんじゃねぇか」
不:「あぁん?なんでテメェがここにいやがる。」
宇:「恋に悩む男の顔だな。胡蝶から全部聞いた。が飢餓状態になるとどうなるか。」
不:「そうかよォ。…はっ、テメェにはその役目やらせねぇぞォ!?」
宇:「分かってるよ。んなことしたらお前俺を殺すだろ。俺も嫁残してはまだ死ねねぇからな。」
不:「よく分かってんじゃねぇかァ…。」
宇:「んで、何に悩んでんだ?どうせあれだろ、お前が無理に抱こうとして、が泣いてやめてとでも言ったんだろ。お前が好きだからって。」
不:「…聞いていやがったのかァ…」
宇:「盗み聞きしたみたいに言うんじゃねぇ。この天元様にかかれば何でも分かっちまうんだよ!」
不:「あぁ、そうかィ。…俺は一体のその言葉を聞いてどうすりゃいいってんだァ…」
宇:「そんなの簡単だろ。お前はどうしたいんだ。」
不:「…分かんねぇから困ってんだろォ…」
宇:「じゃあ質問を変える。お前はをどう思ってる?」
不:「大事な継子だろうがァ…」
宇:「はぁ。お前さっき俺にを抱かせねぇって言ったな。なんでだ。」
不:「嫁が3人もいる野郎に大事に育てたのを抱かせる奴がどこにいるってんだァ。」
宇:「なら、相手が煉獄だったらどうだ。煉獄がをどうしようもなく、想っていると言ってきたらどうだ。家柄も、男としても悪くねぇ。」
不:「…」
宇:「時透だって、のことは覚えてるんだ。好きだと言ってくる可能性なんていくらでもあるぞ。」
不:「煉獄だろうが、時透だろうがダメに決まってんだろォ…」
宇:「なんでだ?」
不:「それは…