第5章 竈門炭治郎
たちが楽しそうに日々を過ごしている時上弦の鬼を前に鬼舞辻無惨は怒っていた。
無:「どういうことだ、なぜお前たち総出で探させているのに未だ見つからない。説明しろ。」
玉:「申し訳ありません…なんせ足が早く居所が定まらない故…」
無:「言い訳が聞きたいのではない。童磨、お前はまた逃したな?」
童:「一回遭遇しました!でも、一緒にいたもう1人の鬼狩りが結構手強くて、逃してしまいました!次は気をつけます!」
無:「気をつけるで済むと思うな。次回は必ず捕らえよ。他の者も血眼になってあの娘を探し出せ。」
上弦:「御意。」
そして何も変わりないまま半年の時が過ぎた。
:「師範、なかなか十二鬼月に私は遭遇しません。どうやったら遭遇できますか?」
不:「会わねぇものはとことん会わねぇ。仕方ねぇだろォ。」
:「師範のように稀血だったら会う可能性も上がるのに…」
不:「お前の身が危険に晒されるだけだァ。稀血じゃなくて良かったと思ェ。それに、柱になりてぇのかァ?は。」
:「はい。」
不:「そいつは驚いたなァ。お前は階級なんかに興味はねぇと思っていたんだがなァ。」
:「階級には確かに興味ありませんよ。」
不:「じゃあなんで、柱になりてぇんだァ?」
:「柱になれたらもっと皆さんの側で力になれるじゃないですか。」
不:「んなこと考える必要ねェ。前にお館様も仰ってただろうがァ。今のままでも十分は鬼殺隊の力になってくれてるよォ。」
:「師範…ありがとうございます…」
不:「明日は俺は柱合会議があるからなァ。そろそろ寝るぞォ。明日は会議終わってから来るんじゃねぇぞォ。特に冨岡のところには行くなァ。」
:「フフ、分かりました。おやすみなさい、師範。」
不:「…。あぁ。」
そして次の日の柱合会議で鬼を連れた鬼殺隊士、竈門炭治郎に柱とは出会うのだった。