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【ONE PIECE】私の居場所~アナタの隣に居たかった

第5章 任務遂行の為に


革命軍は"打倒 世界政府"を掲げ偉大なる航路と東西南北の4つの海で活動している。それぞれ軍隊長がおり、幹部達は独自の作戦で任務を遂行する。

今、革命軍では長年探している人物が居る。その人物は世界政府から追われ行方が分からない。革命軍としては政府よりも先に見つけ保護したいと考えている。

その人物は"ニコ・ロビン"

考古学の聖地「オハラ」の出身であり、ポーネグリフの解読が可能とされている学者達の生き残りである。空白の100年の間に世界政府が何をしたのかを知るために、ポーネグリフの解読が必要であると仮説を立てたオハラの学者達は秘密裏にポーネグリフの研究を進めていた。しかし、ポーネグリフの解読は世界政府により禁止されておりそれを破れば大罪として処罰される。オハラは世界政府の一組織であるCP9に滅ぼされてしまった。

革命軍としては世界政府の弱味を握るためにも空白の100年で何があったのかを知る必要がある為、ニコ・ロビンの協力が必要不可欠だ。

革命軍は長年に渡り、ニコ・ロビンの手掛かりを探していたが、これと言った成果は出ていない。

では、ニコ・ロビン側から辿ってダメならば、逆はどうか?ニコ・ロビンを保護するには情報が少なすぎる。であれば、目的は違えど血眼で彼女を探しているもの達側からならどうか?今よりは情報が得易いはずだ。

これは、ドラゴンがずっと考えていたことでもあるし、ニコ・ロビンに関わらずいずれは通らねばならぬ道である。しかし、今までそれをしなかった、いや出来なかった理由は犠牲が伴う危険な選択だから。

革命を掲げるのであれば、そんな甘い考えは捨てなければならないだろう。成功率0%でも特攻することに意味がある。歴史上の革命家や偉大な軍師達の中にはそういう者も居ただろう。

しかし、ドラゴンは違う。部下は道具ではない。自分を慕ってその身を捧げてくれている同志なのだ。成功率0%ならその成功率を上げる方法を探す。人なのか時期なのか場所なのか…考えに考え入念な準備や根回しはしてきたが実行出来なかった。

そんなドラゴンであるが、最近1つの可能性を見出していた。
今ならやれる、手持ちのカードを切る時だと。

ドラゴンは動いた。







"宿敵 世界政府への潜入"














──そんな事が出来るのはアイツしかいない。
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