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【ONE PIECE】私の居場所~アナタの隣に居たかった

第29章 海賊が治める国


タッタッタッ──


『はぁ…はぁ…っ』


ガサッガサッ──


「おい、どこ行った!?」

「そう遠くには行けない筈だ!!」

「血の跡を辿れ!!」


(まずい…こんな事になるなんてっ!)


『くっ…!?』


腹部を押さえる手は赤く染まり、絶えず身体から何かが流れ出るような感覚に目眩を起こす。


(殺られる前にせめてこれだけでもあの人に届けないとっ!)


『…また…やくそくっ…守れそうにないかもっ…』



"お前には俺が居る。だからどんな任務でも自分を犠牲にするな。必ず戻って来い。"



"お前の20歳の誕生日、2人で祝おう。だから約束しろ…必ず生きて戻って来い。何があっても、どういう状態でも必ず俺の所に"








──ごめんなさい、レイン。
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