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一夜の夢物語

第3章 火をつけたのは…





煉獄の動きが更に速まり、
は声を上げて果てた。

目尻に薄らと涙を浮かべ、
快感に打ち震える様があまりに艶やかで
煉獄は目が離せずにいた。


あっはあっ…はぁっんっ…
い、や…そ…んなに、見な…いで…っ


その視線に気付いたは
羞恥に顔を赤く染めた。


すまない。君が余りにも美しくて。
もっと見ていたいんだが、駄目だろうか?


真剣な顔でそのように言われては
駄目だなんて言えない。


っ…!煉獄さん…ずるい…っ
?!…あっぁんっえっ…?


不意に、煉獄の指がの中へ入ってきた。
まだ達したばかりの身体は敏感で、
少しの動きにも快感を覚えてしまう。


もう少し、ほぐさなければ…な?
君に痛い思いをさせたくはない。


そう言うと、先程より指を増やし、
の中を最初はゆっくりと、だんだんと速度を上げて掻き回し始めた。左手は秘芯を親指で擦っている。

すぐに次の波がを襲い、あっという間に達していた。
中に収められた煉獄の指をこれでもかというほどに締め付けながら。


あっはあっんっ…はぁ、はぁ…
煉獄、さん…っ


蕩けた表情で力なく煉獄を見上げる。


わ、たし、もう平気…ですから…きて…


もう羞恥心さえ捨ててしまったのか、
煉獄自身が欲しくて堪らない。
このような事、自分から言うなんて…。
言った後すぐに後悔して顔を俯けた。


………。


煉獄は無言だ。
どうしよう、もしかして引いた…とか?
は不安に思い
恐る恐る煉獄の顔を覗き見る。


…っ!


、こちらを余り見ないでくれ。


そこには顔を真っ赤にして
手で口元を覆う煉獄の姿があった。


…よもや、そのような事を言ってくれるとは…
…まいった、な。


もしかして…照れてる…のかな…。
引かないでいてくれた事に安堵すると同時に、
胸の奥が温かくなってくる。
愛おしい人は可愛く感じられるんだな…。


ふふっ、煉獄さん…なんだか、可愛い…。


っ!よもや!可愛いなどと…!


ふふ、だって…顔、真っ赤です…。


が笑っていると、
煉獄がの手に己の手を重ね覆い被さった。



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