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恋と友情と魔法と

第1章 入学案内


「久しぶりだな…実家に帰るのも…」
「そうですね…」
スノウはとある書類をもって親戚のペーターと一緒に実家のある街に帰ってきていた…
本当は姉も帰れるはずだったが…遊園地寮で実験中に謎の爆発を起こしてしまい…謹慎中だ…
でも、この書類…願書にしては重いよね…
何か嫌な予感がするが…放っておこう…
「…着いた」
「アリス!待っていてくださいね!!今から僕が…!!!」
「ちょっと黙ろうか…ペーター」
スノウが魔法で雷を落とすとインターフォンを鳴らした…
久しぶりのアリスの声が聞こえたと思うと…本人が出て来た…
「スノウ!!いつ帰って来たの!!」
「今さっきよ…ペーターも一緒に…そこで倒れているけど…」
「そっそう…それより丁度良かったわ…スノウとペーターに2人が通っている学校の事で聞きたい事があるの…」
あ~奇遇ね…アリス…私達もアリスに勧めたい学校の願書を持って来たんだよね…
隣でペーターが再び雷に撃たれたような顔をしているけど無視しておこう…
彼が願書とその後の詳細を説明してくれるだろう…自治会の書記で赤薔薇寮の副寮長だしね…
私も副寮長だけど…ペーターがやるべきよね…
そう思い、ペーターに書類を渡す…と…
「これ…僕の気持ちです!受け取って下さい!!」
えっ…その渡し方は無いでしょう(笑)
ラブレターを渡してんのかよこいつは…
アリスはシンフォニアの封書を見て驚いていたが…中身を見て更に唖然としているし…
その中身は…
「入学案内…」
あれ?願書…じゃない…?
ペーターの方を見ると…真っ黒に近いグレーゾーンで手続きをしていたらしい…
私や姉さん達に知らせずに…
「ペーター…?ちょっと聞いて良い?」
「はい、何ですか…スノウ…」
アリスはペーターの肩に手をかける…
そして今までにない怖い顔で部屋の中に招き入れた…
スノウは杖を取り出してにっこりと笑っている…
「なっ何だか怖いですよ2人とも…」
「さあ、聞かせて貰いましょうか…」



「どこからアリスの個人情報などの資料を手に入れて入学手続きを行ったのかを全部ね!!」

3人はスノウとペーターがシンフォニアに戻る時間ギリギリまで話したという…

でも、とある生徒曰く…

ペーターの耳が焦げていたという…
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