• テキストサイズ

月夜の軌跡【鬼滅の刃】

第6章 柱合会議とお食事会


生暖かい視線が更紗に注がれる中、蜜璃はフワフワとした白い甘味、生クリームの乗った菓子を更紗としのぶに勧める。

「これ、凄く美味しいんだよ!甘くてフワフワで、お口の中ですぐに溶けちゃうの!2人も食べてみて!!」

そんな女子同士の可愛らしい光景に杏寿郎は嬉しそうに目を細めると、柱の男全員を促し出す。

「あと少し時間はあるが、我々は先に戻ろう!女子同士話したい事もあるだろうしな!会計は済ませておくから、時間までゆっくりするといい!」

「え?!いいんですか?!わぁ!煉獄さん、ありがとうございます!」

「あら、ではご馳走になりますね」

「いつもありがとうございます、杏寿郎さん」

更紗は頬に生クリームを付けたまま礼を告げた。

他の柱が次々と席を立つ中、杏寿郎は自らの羽織で更紗の姿をパサリと隠し、その頬に付いた生クリームを舌で舐めとる。

「礼はこれで十分だ。うむ……甘くて美味いな」

一気に顔を真っ赤にする更紗を見て満面の笑みを浮かべて羽織を戻し、立ち上がり会計に向かう。

そこに残されたのは、赤くなった顔を両手で隠す更紗と事情が分からず頭に疑問符を浮かべる女子2人だけだった。
/ 1883ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp