第1章 依頼の後は/銀時(裏.壁ドン)
貴「..え!?な..なに?」
銀時「まだ依頼料、貰ってないんですけど。」
...ん?ぁあ!!依頼料!!依頼料ね!
貴「あ、ご、ごめんなさい!」
そういって、財布に目を落とす私。
.....さ、さっきから銀さんの様子がおかしい気がする...
いつものテンションじゃないし..何より..
目が色っぽいというか.....。
そんなことを考えながら財布の中身を開ける。
貴「...!!?...え.....?」
銀時「......、どした?」
彼は顔色一つとして変えることなく聞く。
そして先程とは正反対に顔を青ざめる私。
貴「あ..の....お金が、一千もなくなってるので..」
銀時「へぇ?」
そういいながら銀さんはその場を立ち上がり、私に歩み寄ってきた。
貴「...!?........。」
突然の銀さんの行動に、思わず後退りしてしまう。
銀時「..なんで後退んの?」
そういいながら銀さんは妖しく笑う。
...やっぱ今日の銀さん変だ!!
貴「あ..あのっ、だから...今日は払えないんですけど...あぁ..明日!..明日払いに来ますから...!!..」
いつの間にか後ろは壁で、そして前は銀さんで..
横は銀さんの両腕で塞がれていた。
銀時「....。」
貴「....!」
ちっ、近かすぎて...なんか...
貴「...........」
あまりにもの至近距離で恥ずかしくなって黙りこんでいると
銀時「だったら体で払ってよ。葵チャン?」