第8章 仮面の下で嘲笑う
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『べストール五月蝿いぞ。』
「えぇ?ヴェネットちゃん酷くない?」
『それと……俺の邪魔をするな』
ヴェネットは少し怒りを込めたように言った。
べストールはくすくす笑っていた。
『はぁ…べストール帰るよ。寮に』
べストールは驚いていた。
「人間じゃない僕が君の寮に行けと?」
『あぁ、そうだ。姉さんは理解のある人だ。』
「へぇ〜君の姉さんは面白い人なんだ。」
どこでそう聞いたらそうなるのだろうとヴェネットは疑問に思った。
そもそもどうしてべストールなどという怪物が俺についてくるのだろうか?
事の顛末はこうだ________